国連事務次長が平壌訪問、朝鮮外相と会談
2017年12月11日 16:07 朝鮮半島相互理解深める
朝鮮中央通信によると、国連のジェフリー・フェルトマン事務次長一行が5日から9日まで、朝鮮を訪問した。
フェルトマン事務次長は訪問期間、李容浩外相を表敬訪問(7日)し、朴明国外務次官とも会談(6日)した。

7日、国連のジェフリー・フェルトマン事務次長が李容浩外相を表敬訪問した。(朝鮮中央通信)
懇談と会談で、朝鮮側は、朝鮮半島情勢が今日の状況に至ったのは全的に、米国の対朝鮮敵視政策と核威嚇・恐喝のためであり、この時刻も米国が史上最大の連合空中訓練を通じて朝鮮への核先制攻撃の企図をあらわにしているとし、朝鮮半島の平和と国連の公正性の保障に関する朝鮮の原則的立場を明らかにした。
国連事務局側は朝鮮半島の情勢激化に憂慮を示し、国際平和と安全保障を基本とする国連憲章に則り、朝鮮半島の緊張緩和に寄与する意志を表明した。
一方、国連事務次長は平壌幼児食品工場、平壌産院乳腺腫瘍研究所、保健省第3予防院、平安南道小児病院など、国連機関の協力対象施設を見学し、朝鮮に対する制裁が国連の人道支援分野に否定的影響を及ぼしていることについて認識。人道主義の観点から、協力事業が行われるように努力する意向を示した。
朝鮮側と国連事務局側は、今回の国連事務次長の訪朝が相互理解を深めるのに寄与したことを認め、今後、様々なレベルで往来を通じた意思疎通を定例化することで合意した。
(朝鮮新報)