〈学生芸術コンクール2017〉朝鮮の楽器を奏で、歌う喜び/山口初中カヤグム部
2017年11月10日 19:42 民族教育山口初中のカヤグム部では伝統的に中級部に混ざり、初級部の児童らがコンクールに参加している。今年もカヤグム併唱に、去年と同じ中2が2人、初6が2人の4人のメンバーで参加した。
去年のカヤグム重唱の結果は銀。厳しい結果と向き合い、「来年は喜びの涙を流そう」と1年間、同じメンバーで練習を積んできた。
講師の崔委代さん(26)は「一生懸命練習した結果こそ意味がある」と、基礎から細かい部分まで妥協せずに指導し、生徒たちは講師がいない時は自ら課題をこなしながら、休みなどには楽器を家に持ち帰り練習を続けた。そうした猛練習の末に迎えた今回のコンクール。発表が終わった直後に解放感からか泣き出してしまった生徒もいたという。その結果、少人数、初級部がいるという環境にも関わらず、金賞、優秀作品の栄誉に輝いた。