新潟初中で「ミレ友好花見会」、初めて講演会も
2026年04月22日 11:48 在日同胞
毎年恒例の「ミレ友好花見会」が70余人の参加のもと開催された
朝・日友好の絆をより深く
4月名節を祝し毎年恒例の「ミレ友好花見会」が12日、旧新潟初中で70余人の参加のもと開催された。今年は、1部に講演会、2部に花見という初めての構成となった。
講演会では、講師を務めた総聯新潟県本部の劉宗哲副委員長が「山口県長生炭鉱の遺骨発掘返還事業が目指すもの」と題して講演した。
講師は、1942年に長生炭鉱で水没事故が起きた歴史的背景、強制連行された朝鮮人があらゆる差別と偏見の中、牛馬のごとく働かされている最中に起きた事故が84年後の今日まで未解決であり日本政府が一切の責任を取ろうしないことについて説明した。また1991年に市民団体により「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」が結成され、追悼碑も建立され、毎年この場で追悼式が行われていることに言及し、183人の犠牲者の遺骨を一日も早く揚げてかれらの尊厳を回復し取り戻す活動について、現地で目撃した内容に触れながら講義した。
参加者の中には長生炭鉱問題を初めて知った人もおり、「この事故を過去の問題として捉えるのではなく、今に続いている問題として捉えることが重要。そして新潟も佐渡金山での強制連行の歴史を風化させてはいけない」などの感想を述べていた。

1部では講演会が行われた
講演後、参加者たちは花見会会場へ移動。主催者を代表して総聯新潟県本部の金鐘海委員長と、「日朝友好新潟県連絡会」の吉澤文寿共同代表があいさつしたのに続き、地元自治会の仲濱栄一会長の乾杯の音頭で花見会が始まった。
今年は、「キムチフェアー」を銘打って10種類以上のキムチや焼肉を準備。来場者が満足できるよう、朝・日青年たちのスタッフによる活動は成功の礎になった。
参加者の中には、新潟市議員、大学教授をはじめ老若男女が和気あいあいと、焼肉とキムチに舌包みを打ちながら楽しい時間を過した。
中でも、佐渡金山の工夫たちが歌っていた恨み歌を研究している深澤孝史さんが北海道から参加。その活動についての話は参加者たちの興味を引いていた。また、朝鮮が経済的に困難であった1990年代に、7年間にわたり「万景峰92」号を通して1300トンの新潟米を江原道・元山市の幼児たちに送り続けた川村邦彦さんの話と歌は参加者たちの耳目を引いた。
最後に、お楽しみ抽選会が行われた。
参加者たちは、お土産にキムチと焼肉を携え、来年もまた会いましょうと、笑顔で帰路に就いた。
【新潟支局】