〈朝大入学式2026〉念願のウリハッキョに/2人の日本高校卒業生、大分県出身生徒が入学
2026年04月16日 15:58 民族教育
大学生活への期待と決意を膨らませる新入生たち
2026年度朝大入学式(10日)では、新入生たちが大学生活への期待と決意を膨らませた一方で、保護者や親族たちも新入生の晴れ姿を見ながら、子どもたちの成長に期待を寄せた。今年度朝大には日本学校から2人の編入生が、また大分県から2人の新入生(そのうち一人は日本高校卒業生)が入学した。(文・尹佳蓮、金莉羽 写真・盧琴順)
同じルーツの同級生と

経営学部に進学した柳時温さん
新潟県出身の柳時温さんは、飲食店を営む父の柳成祐さん(50、朝大経営学部卒)に影響を受け経営学部に進学した。
時温さんが朝鮮学校の初級部入学を控える時期に、県内唯一の朝鮮学校の新潟初中が休校になるという話が持ち上がり、日本の小学校に通わざるを得なくなった。
朝大進学を決めた理由について時温さんは「新潟での同胞の集まりや両親や親戚から朝鮮学校の話はよく聞いていた。その中で朝大で過ごした時間が一番濃く、深い人間関係を築けたと聞き、朝大進学を考えるようになった」と語った。
父の成祐さんは「ずっと子どもに民族教育を受けさせたかった」とし「4年間同じルーツを持った同級生や先輩、後輩たちとのつながりを実感し、ウリマルの勉強も頑張ってほしい」と笑顔を見せた。
母の文由恵さん(45、教育学部保育科卒)もまた「ウリハッキョに子どもを通わすという夢がかなった」と笑みを浮かべながら「新潟の同胞に恩返しができるように、4年間有意義に過ごしてほしい」とエールを送った。

短期学部に進学した金将輝さん
一方、大分県出身の金将輝さんは、今までほとんど在日同胞と関わる機会がなかったという。かれは、「朝鮮大学校で同じ民族のルーツを持ち血筋のつながった同級生たちと共に学ぶことが新鮮で楽しみ。朝鮮語もしっかり学びたい」と嬉しそうに語った。また、「短期学部でIT分野に関する知識を身につけ、いずれはシステムエンジニアとして活躍できるように、2年間授業に意欲的に参加したい」と決意を語った。
九州中高を卒業した母、崔静淑さん(59)は「朝鮮大学校で自分のルーツを学び、明るい未来に向かって力強く歩んでほしい」と、新しい門出を迎えた将輝さんに激励の言葉を述べた。
より強い自分に

大分県出身の裵大雅さんと金将輝さん
今回の入学生の中には大分県出身の生徒がもう一人いる。大分県出身の生徒が2人以上同時に朝大に入学するのは40年ぶりだ。
経営学部に進学した裵大雅さんは、小学生の頃からラグビーを習っていた。そのまま県内の中学校に進学したが、大阪中高ラグビー部の試合に感銘を受け、高級部から大阪中高に編入した。
かつては気弱な一面もあったと語る大雅さんだが「大阪中高のラグビー部で過ごした日々が自分をより強くしてくれた」と振り返った。「高級部の頃はラグビーばかりしていたが、朝大では経営学を含めさまざまな学習に意欲的に取り組んでいきたい」と抱負を語った。
父の裵龍生さん(50)は「編入のためにわざわざ寮まで準備してくれて、大阪中高の手厚いサポートの中で息子は3年間ラグビーに全力で打ち込むことができた」と振り返りながら、「4年間目的意識を持って大学生活を過ごして、自立した人間に育ってほしい」と話した。
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