公式アカウント

北海道「在日朝鮮人の人権を守る会」事務局長 山本玉樹さんを悼む/朴日粉

2026年03月30日 09:52 寄稿

“朝鮮人を守るため「六法」と「無法と不法」学べ”

北海道「在日朝鮮人の人権を守る会」(「守る会」)事務局長の山本玉樹さんが今年2月2日、逝去された。享年96。

在りし日の山本玉樹さん(2015年)

退去強制令の全面撤回

1967年に「守る会」事務局長に就かれてから実に60年の歩み。在日1世からすでに4~5世へと世代が大きく変わった。受難の日々を体験していない若い世代をまえに山本さんはお元気な頃、歴史の語り部のようにこう語られていた。

「在日朝鮮人にとって北海道とはどういう地か。それは『生きて再び帰れぬ地』だ。戦前、朝鮮人が何万、何十万と強制連行されてきた北海道の炭鉱、飛行場、ダム、鉄路の枕木の下には、たくさんの朝鮮人が埋まっていると言われている」。極寒の地での過酷な労働、飢え、疫病によって犠牲になった多くの人たち。解放後は大半が帰郷したが、残った約1万人の同胞たちは外登法・入管令による世界でも例を見ない弾圧と人権侵害にあえぐことになった。