出会い、学ぶ、共に/神奈川・10回目のトブロツアーに200人集う
2026年03月04日 10:46 交流
来場者とペンイ(朝鮮のコマ)体験を楽しむ横浜初級の低学年生
「出会う、学ぶ 共に」をテーマに2017年から続いてきた「トブロツアー」が2月14日、横浜初級と神奈川中高で行われ、県内の日本の教員、支援者ら約200人が参加した。
10回目を迎える同ツアーは神奈川朝鮮学園を支援する会、横浜市教職員組合など18団体の共催。初級部低学年クラスでは折り紙のチマ・チョゴリ作りや朝鮮のコマ廻し、ハングル名前書きなどの体験型のブースが設けられた。中2,3向けの講義「奪ってはならないもの、奪われてはならないもの」では、同校教員の金泰輔さんが2002年の朝・日平壌宣言にさかのぼり、命の大切さと関係改善への想いを伝えた。高級部生たちは松代大本営のフィールドワークや、朝鮮学校の今と未来に関する研究を発表し、来訪者の素朴な疑問に答えていた。

芸術公演を観覧する参加者たち
芸術公演、田中宏・一橋大学名誉教授の講演「日本社会はなぜ朝鮮学校を守らなければならないのか」聴講後は、グループワークで互いの思いを伝えあった参加者たち。30代の女性教員は、朝鮮学校の子どもが日本の塾で友だちの輪から外されたという話を聞き、胸が痛んだと話す。「日本社会はドラマの世界では隣国に親しんでいるようだが、身近な在日朝鮮人への理解に乏しい。今日の学びを学校現場から発信したい」。
実行委員会事務局の金子真也さんは、「排外主義政党が大勝した選挙結果を受け暗い気持ちになっていたが、思いを分かちあえる場にホッとした。このつながりを広げていきたい」と抱負を語っていた。

グループワークのようす
(張慧純・月刊イオ契約記者)