公式アカウント

〈口演大会2025〉学生中央口演大会の作品から/西日本大会・お話

2026年02月26日 14:02 民族教育

先代の「挑戦」を舞踊で/広島初中高・鄭素娟さん(初4)

2025年度在日朝鮮学生中央口演大会(東西で開催)の演劇や漫才、芸術宣伝などに出場した生徒たちは、日常の実体験をもとに感じた素朴な心情や疑問、気づきを作品に込め表現した。

お話を披露する鄭素娟さん

全6演目が金賞を受賞した西日本大会の初級部・お話部門では広島初中高の鄭素娟さん(初4)の「挑戦(도전)」が優秀作品に選ばれた。

「みなさん、2025年は何かに挑戦しましたか?」

こう聴衆に呼びかけた鄭さんは、自身が挑んだ大きな挑戦について話した。それは祖国解放80周年、広島に原爆が投下されて80年という年に行われた「ウリ民族フォーラム2025 in 広島」のオープニングで舞踊を踊ったことだった。

この舞踊は、被爆した同胞の経験談をもとに創作された作品だった。「火の海となり焼け野原になった土地でも、1世の同胞たちは子どもたちのために、未来のためにウリハッキョを建てた。それらが1世同胞たちの『挑戦』だった」ことに気づいた鄭さんは、それを日本各地から集まった同胞たちに伝えるべく舞台に立ったと話した。作品は、「先代たちの『挑戦』から始まったウリハッキョで、勉強や部活動に励み、色々なことに挑戦していく」という決意で締めくくられた。

鄭さんは、「優秀作品に選ばれたと聞いたときは、とても驚いた。大勢の観客の前で発表するのはとても緊張したが、練習の成果をすべて出し切きることができ、達成感が込み上げてきた」とし、「指導してくれたソンセンニムや応援してくれたトンムたちに感謝の気持ちを伝えたい」と、話した。

(尹佳蓮)