〈70年の自負、100年への自信⑮〉朝大・各学部同窓会の活動(政経、経営)
2026年02月22日 08:03 寄稿朝鮮大学校は2026年に創立70周年を迎えます。当欄では、大学が歩んできた道のりや現在の教育内容、活躍している卒業生、70周年に向けた取り組みなどを多角的に紹介します。執筆は朝大の教員、関係者が担当します。(月1回掲載)
政経学部が先陣を切ろう/政治経済学部同窓会 姜泰龍会長

政治経済学部同窓会会長の姜泰龍さん
各地に広がる「政経小平会」
2023年8月25日に開催された総会を機に、政治経済学部同窓会は7期目に突入した。会長である私を含め22人の新役員が選出された。
政経学部同窓会はこれまで、卒業生同士のつながりを強化する活動、学生の学業を支援する活動、朝大の教育環境改善のための支援活動に奮闘してきた。
朝大創立70周年に向けた寄宿舎新改築事業のための募金運動では、政経学部が熱い気持ちをもって先陣を切ろうと役員に呼びかけた。役員たちは多方面において役職を兼任し、地域での活動と並行しながらも同窓会活動を精力的に行っている。定期開催される役員会に遠方から足を運び、募金運動をはじめ同窓会の運営について真摯に意見を交わし、決めたことは必ず実行している。
そのような中、あらゆる場面で活躍している学部卒業生間の交流を一層深められるよう、近年、日本各地で「小平会」を結成している。23年12月、私の地元である岡山での発足会を皮切りに、東海、埼玉、西東京、関西(大阪・奈良・和歌山)、北海道など、各地に「小平会」が発足した。
同会は、政経学部同窓会が定めた活動方針に沿って、地域における縦と横のつながりを強化していくことを目的としている。地域ごとに基盤ができることで、卒業生同士の交流が活発になり、世代を超えたつながりも自然と生まれている。今「小平会」は、メンバーが互いの経験を共有し、地域でも存在感を発揮しうる貴重なネットワークとして成長しつつある。政経学部卒業生の団結力を高めながら、同胞社会の発展に貢献する会に今後も発展させていきたい。
朝青世代の活動を支援
政経学部同窓会では、「政経学部同窓会論文賞」を設け、毎年その選考と授賞式を行うなど、学生の学業を支援してきた。第7期は、支援対象を現役学生にとどまらず、朝青の専従活動家など「朝青世代」へと広げていく方針のもと事業を進めている。
このような支援の結果、若い世代から新しい発想や活力が生まれ、組織全体の活性化につながっている。朝大の寄宿舎新改築のための募金運動においても、政経学部同窓会の呼びかけに朝青世代はいち早く呼応した。かれ、かのじょらの母校に対する愛情とその発展への熱意は、私をはじめ先輩世代を奮起させ、募金運動を活性化する起爆剤となった。
民族教育は同胞社会の生命線だ。民族性にあふれ活気に満ちた同胞社会を築き守っていくためには、民族教育の発展が不可欠であり、その先頭に朝鮮大学校が立たなければならないと思う。
創立70周年を迎える今、政経学部同窓会の会長として民族教育の発展に直接寄与できることを誇らしく思う。同時に、責任の重さも感じている。第2の建学時代、先代への敬意を胸に、朝鮮大学校と民族教育の発展のため今後も尽力していきたい。
1600人の団結で未来を拓く/経営学部同窓会 姜尚賢会長

経営学部同窓会会長の姜尚賢さん
同胞経済を支える卒業生
朝鮮大学校が創立70周年を迎える。決して平坦ではなかった道のりにおいて、この学び舎が今日まで守り抜かれてきたのは、ここで学び巣立っていった卒業生たち、そして教育の灯を絶やさぬよう情熱を注いでこられた教職員の方々の不断の努力があったからに他ならない。私は経営学部同窓会第4代会長として、いま、その歴史の重みを誇りとともに深く噛み締めている。
1982年に創設された経営学部は、実践的な経済・経営教育を柱に発展を重ね、現在では朝大最大規模の学部へと成長を遂げた。創設以来、40年以上の歳月の中で約1600人の卒業生を送り出してきたが、92年には卒業生の結集に向けて経営学部同窓会を発足させた。
経営学部卒業生たちは、商工会、金剛保険、信用組合といった同胞経済団体をはじめ、企業経営、ビジネスの最前線、研究・教育分野など、同胞経済圏を構成する多種多様なフィールドで活躍している。特に、同胞社会の若きリーダーである中央青商会の会長を多数輩出してきたことは、経営学部の大きな誇りであり、私たちの歩みが同胞社会の発展に寄与してきた証であると考える。
「情」を原点に組織的募金運動
現在、創立70周年を記念する一大事業として、寄宿舎新改築のための募金運動が力強く展開されている。朝大の寄宿舎は、学生たちが寝食をともにし、自らのルーツを確かめ合いながら、民族的アイデンティティと生涯の絆を育む大切な空間である。私自身にとっても、寄宿舎で仲間と過ごした経験は何ものにも代えがたい生涯の財産となっている。同じ屋根の下で育まれた「情」と連帯感こそが、私たちの原点である。
寄宿舎新改築事業を成功させるため、経営学部同窓会では1期から45期まで、各期の責任者を中心に組織の総力を挙げて募金運動に取り組んでいる。期別同窓会を積極的に開催し、旧交を温めながら支援を呼びかけるとともに、首都圏と関西圏、各地方都市などで地域別同窓会を通じて「横のつながり」をさらに強めている。期別と地域別、この双方のネットワークを活かした組織的な取り組みは、歴代の会長たちが築いてこられた「母校を想い、具体的な行動へとつなげる」という尊い伝統の延長線上にある。そのバトンをしっかりと受け継ぎ、責任を果たしていく決意だ。
70周年という節目は、過去を祝うだけでなく、私たちが未来に対してどのような責任を果たすのかを確認する機会でもある。社会環境が大きく変化する現代において、民族教育の最高学府である朝鮮大学校の存在意義はますます高まっている。
約1600人の経営学部卒業生の力を結集し、母校の発展と次世代の育成に貢献すること。これこそが私たち同窓会の使命だ。築き上げてきた歴史と伝統に誇りを持ち、団結した力で新たな時代を切り拓いていきたい。
(朝鮮新報)

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