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国際舞台で相次ぐメダル獲得/朝鮮パラ卓球

2026年01月17日 08:00 共和国 スポーツ

昨年、台湾で行われた国際大会で5個のメダルを獲得した朝鮮パラ卓球選手たち(月刊『錦繍江山』12月号)

朝鮮は今年秋に愛知・名古屋で開催される第5回アジアパラ競技大会で、卓球、柔道、水泳、バドミントンなどに参加する見込みだ。このうち卓球は近年の国際大会で好成績を残しており、アジアパラ大会でも注目を集める存在になりそうだ。

ベテラン選手が牽引

朝鮮パラ卓球チームは昨年、障害者の国際卓球大会であるITTF(国際卓球連盟)パラフューチャー台北2025(6月)とITTFパラチャレンジャー高雄2025(7月、いずれも台湾で開催)、ITTFアジアパラ選手権(10月、中国)、第5回アジアユースパラ競技大会(12月、アラブ首長国連邦)に出場した。

 

ITTFアジアパラ選手権で金メダル2、銀メダル1を獲得した朝鮮選手たち(月刊『錦繍江山』12月号)

朝鮮パラ卓球チームの中心選手は、朝鮮でも名の知られたベテランのチョン・ジュヒョン選手(39)キム・ヨンロク選手(31)だ。

昨年10月のITTFアジアパラ選手権では、チョン選手が男子シングルス・クラス6(障害の程度)で、キム選手が同クラス7でそれぞれ優勝。2人は男子ダブルス・クラス14にも出場し、銀メダルを獲得した。

キム選手は、パラチャレンジャー高雄の男子シングルス・クラス7、パラフューチャー台北の男子ダブルス・クラス14でも金メダルを獲得。朝鮮パラ卓球チームは、この2大会で5個のメダルを獲得した。

また、アジアユースパラ競技大会では、男子シングルス・クラス9でソ・グァンナム選手が優勝するなど、若手の台頭も目立った。

政策の支えで競技発展

昨年、台湾で行われた国際大会で5個のメダルを獲得した朝鮮パラ卓球選手たち(月刊『錦繍江山』12月号)

国際大会における朝鮮パラ卓球選手の活躍は、国家の障害者保護政策のもとで積み重ねられてきた地道な取り組みの成果だと言える。
朝鮮では1998年に朝鮮障害者保護連盟中央委員会が発足。2003年6月18日には障害者保護法が採択された。これにより、障害者たちの精神的・身体的機能の回復と、社会的地位の保障に向けた活動が、より幅広く展開されるようになった。

さらに2010年に朝鮮障害者体育協会が設立され、翌年に民族障害者オリンピック委員会(NPC)が発足。朝鮮は2012年に初めてパラリンピックに出場して以降、14年の第2回アジアパラ競技大会(韓国・仁川)など、各種国際大会に参加してきた。

朝鮮障害者体育協会では、障害者の才能の芽を早くから見いだし、本人の希望に沿って育成することで障害者体育の発展を図ってきた。近年は障害者スポーツ競技が活発化し、世界的な卓球選手として名を馳せた朝鮮障害者体育協会のリ・ブンヒ書記長のもと、とりわけ卓球で高い実績が挙げられている。

朝鮮のパラ卓球選手らは試合で困難な状況に直面しても、日頃から支えとなっている協会関係者の期待を忘れず、決してあきらめない姿勢を貫いているという。

「朝鮮人としての誇りが、私を一番高い表彰台へと導いてくれる」

こう語るキム・ヨンロク選手は、「これからも国際舞台で国旗を高く掲げ、祖国の期待に応えていきたい」との決意を胸に、日々練習に打ち込んでいる。

(許侑琳)

豆知識

パラ卓球の種目は、障害の程度によってクラス1~11に分かれている。クラス1~5は車いす、クラス6~10は立位で、障害の程度が重いほど数字が小さい。クラス11は知的障害の区分。パラリンピック第1回大会(1960年、イタリア)から行われている伝統競技で、ラケットや台の規格は健常者卓球とほぼ同じ。ダブルスでは、障害の程度が近い選手同士がペアを組む。

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