加速した前進、倍加された自活力/党中央委第8期第13回総会拡大会議
2025年12月18日 11:00 総書記の活動朝鮮中央通信によると、金正恩総書記の参席のもと、朝鮮労働党中央委員会第8期第13回総会拡大会議が9~11日に行われた。会議では、2025年度の党および国家の活動が総括され、第9回党大会の準備をはじめとした重要問題が討議、決定された。
第9回党大会に向けて
総会には、次のような議題が上程された。
1. 2025年度の党および国家政策実行状況の総括について
2. 党中央検査委員会の2025年度の活動状況について
3. 第9回党大会の準備に関する重要問題について
4. 2025年度国家予算執行状況と2026年度国家予算案について
5. 組織問題
第1議題に関する報告では、国家活動の全般において有意義な変革をもたらした今年の闘争の注目に値する成果が紹介され、党および国家政策の実行過程に一部の党組織と国家経済機関などで現れた欠点とその原因、教訓が分析された。
第2議題に関する報告では、新時代の党規律建設路線を貫徹するための闘いで収められた成果が言及され、各級党検査委員会の活動で現れた偏向的問題が指摘された。
第3議題に関する討議では、党の強化・発展を促し、社会主義建設の全面的発展へ向かう前進の原動力を増幅させるうえで画期的な転換点である、第9回党大会の開催準備における問題が上程された。
金正恩総書記が第1、第2、第3の議題の討議に関連する結語を述べた。
総書記は、2025年度の党および国家政策実行状況に対する党中央委員会の評価を下し、主要成果を概括。今年度の活動に対する総評は、加速化した前進速度、倍加された自活力だと述べた。
総書記は、人民経済の主要工業部門が力強い増産・節約運動で生産計画を責任を持って遂行し、農業部門が昨年より高い穀物収量を記録、多くの重要建設が完工したことで、今年の経済発展の各目標とともに5カ年計画が完遂されたと指摘。人民経済の主要部門の近代化事業と、技術インフラを補強する活動が最終段階に入ったことで、次の段階の展望目標の遂行に確信を持って着手できる可能性と保証がもたらされたと述べた。そのうえで、特に重要な成果は、より拡大され、進歩した地方発展政策の対象を年内に着工、完工し、国家の同時的な発展ぶりを遺憾なく誇示したことだと強調した。
また、国家防衛力の全般的構成部分に対する近代化方針に基づく成果によって、地球規模の地政学的および技術的変化の中でも、国の安全と防衛の保障、利益守護に関わる多くの問題が正しく解決されたと言及。一方で、ほぼ1年間にわたり軍の複数の兵種部隊が海外軍事作戦に出兵して収めた戦果は、国際正義の真の守護者としての軍と国家の名声を世界中に轟かせたと述べた。
総書記は、2025年は全面的発展の力強い前進の勢いをもって5カ年計画遂行の最終ラインを確信を持って突破し、新たな段階へと力強く移行することのできる原動力を蓄えた、歴史的な転換の年であると言明した。
総書記は、道、市、郡と農業部門が今年の農業の経験に基づいて、来年の農業を立派に営むための計画を正しく立て、営農準備を力強く進めることを強調。人民の食生活構造が変わるまで小麦栽培面積を増やし、小麦加工能力を高め、社会主義的分配原則を徹底的に守ることができるよう、分配制度の改革をはじめ農業の増産と農村の発展を促すための諸課題を示した。
また、西海岸の干拓地農場のうち、新しく組織された農場や一番立ち遅れている農場を、農村発展の変革ぶりを象徴する近代的で文明的な農村に変貌させる措置を取ろうとする党中央の意図について言及。都市と農村の格差をなくすために各方面の事業が加速的に展開されているが、これに炭鉱地区を一新させるための新しい戦域まで追加して展開するのは、国の発展のための重大な課題であると明らかにした。
総書記は、第9回党大会の招集前まで未決の重要対象を完工する問題をはじめ、党大会の成功裏の開催を保障するための諸般の課題を明らかにした。
会期中、2026年度に地方発展政策の対象を建設する市・郡を選定するための協議会が行われ、建設対象となる20の市・郡が全員賛成で承認された。
(朝鮮新報)
