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24人が紡いだ還暦の舞台/朝鮮歌舞団ツアー公演

2025年12月18日 09:39 文化・歴史

1部オープニングでは団員たちが華々しく登場した。(撮影=慮琴順)

 朝鮮歌舞団60周年記念ツアー公演「還暦大祝宴」は大阪、京都、東京で開催され、計5回の公演を通じて約4,500人を魅了した。企画、演出、創作、宣伝のすべてを担ったのは、日本各地6つの朝鮮歌舞団から集った団員たちだ。公演の舞台には、世代を超えて受け継がれてきた思いと、24人の団員が積み重ねてきた努力の軌跡が刻まれていた。

不安を飛ばす喝采

「丸太小屋の糸車」(撮影=慮琴順)

「初めはチケット販売や広告協賛のことでプレッシャーが重くのしかかり、この公演が同胞たちにどう受け止められるのか不安が大きかった」。そう語るのは、京都歌舞団の姜侑里団長(2002年入団)だ。今回のツアー公演は準備段階から本番に至るまで、重圧と期待が常に背中合わせだったという。

大阪公演の前日には、

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