〈平壌特派員のリアルレビュー!〉大同江ビール9~13番編
2025年11月30日 13:05 共和国意欲が光る新ラインアップ
【平壌発=李永徳】平壌に行く楽しみのひとつといえば大同江ビールだ。これまで1~8番が出回っていたが、今年の軽工業製品展示会で新たに9~13番がお披露目された。新世代のビールを、特派員メンバーと平壌ホテルのバーテンダーらで飲み比べてみた。結論から言うと、新作はどれもチャレンジ精神に満ちていた。
9番(麦70%、米30%、アルコール度数4.8%)
コクは深いのに後味は軽やかで、飲みやすさとのバランスが絶妙だ。ビール通の特派員Aいわく、「1番より濃厚で、定番の2番よりライトな味わい。ビールらしさを求める人にオススメ」。今回のランキングでは、試飲した全員がトップ評価をつけた。
11番(アルコール度数5%)
続いて紹介するのは、平壌発ヴァイスビア(小麦ビール)。濁りのある黄色が目を引き、見た目からクラフト感満点。口に含むと、ふんわり甘みのある小麦の香りが広がる。日本の地ビールを思わせる独特な味が特徴。「魚介と合わせると少しケンカするが、肉料理とは相性が良いかもしれない」(特派員B)。
12番(IPA、アルコール度数5%)
個人的に好みなのが、ホップをたっぷり使ったIPAビールだ。英国のパブで飲んだIPAを思い出すほど、本場感のある味わいだった。苦味は強いのに後口は軽く、飲むほどクセになる。平壌ホテルのバーテンダーが言うように、大同江ビールが世界的なクラフトの流れをきちんと捉えていることを感じさせる。
13番(アルコール度数4%)
麦・米・蕎麦粉に加え、心臓にも良いとされるアロニアの果汁も使った「健康ビール」。「たくさん飲めない人や、アルコールを控えたい人にも向いている」と前述のバーテンダー。味わいは9番に近いものの、アルコール度数が低く炭酸も控えめで口あたりがやさしい。
10番(10種の果実の香り、アルコール度数3.5%)
ブドウ、リンゴ、イチゴの3種類をテイスティングしたが、カクテルのようでほのかな甘い香りが感じられる。ブドウは主張が強めで、リンゴはバランスが整っている印象。好評だったのはイチゴで、ビールが苦手な人も手に取りやすい仕上がりだ。
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参加者にランキングをつけてもらったところ、AさんとBさんは9→12→11→13→10、Cさんは9→13→11→12→10。平壌を訪れた際には、ぜひあなたのマイランキングも作ってみてほしい。
(朝鮮新報)



