事実がそこに~各地に佇む朝鮮人犠牲者追悼碑~ 朝鮮人慰霊塔
2025年11月21日 09:00 歴史
【所在地】 長崎県松浦市志佐町浦免
【建立日】 1957年8月15日
【建立者】 在日本朝鮮人総聯合会松浦支部
2005年7月15日、総聯長崎県本部の金清吉委員長は、長く閉ざされたまま放ってはおけないと、妻ら4人と「朝鮮人慰霊塔」の納骨室の錠をこじ開けた。中から17体の遺骨が見つかり、うち5体の骨壺や布に、名前や没年が書かれていた。長崎在日朝鮮人の人権を守る会代表の故高實康稔さん(長崎大名誉教授)によると、同市には終戦直後、強制連行や徴用、募集で炭鉱に勤める朝鮮人とその家族が推定で約2300人いたという。
(朝鮮新報)