<留学同便り・京都>同志社大学で長生炭鉱について講演
2025年11月13日 16:21 暮らし・活動学生自主講座に80人参加

刻む会の井上洋子共同代表が講演した
10月17日に、京都市内の同志社大学にて、日朝関係史講座後期第1回目の講演が行われ、約80名が参加した。
本講座は同志社大学で36年目を迎える自主講座であり、今年は「朝鮮『解放』から80年―歴史の記憶と継承、希望をつなぐ―」という総合テーマで行われている。
後期第1回目は、今年8月、83年ぶりに水没事故で犠牲となった、朝鮮人労働者の遺骨が発見された山口県長生炭鉱について講演が行われた。講師は長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会の井上洋子共同代表が務め、「日本政府はこの遺骨を見捨てるのか」と題し、刻む会の活動や遺骨発見までのプロセス、政府交渉の現状や、今後の課題について話した。また講演では井上共同代表から、より多くの市民、特に日本人がこの問題について強い関心を持ち、全ての遺骨を遺族や故郷に返すために行動を起こすべきだと強い呼びかけがあった。

刻む会の井上洋子共同代表と共に
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日朝関係史講座は12月12日まで毎週金曜日の18時25分~19時55分に、参加費無料で開催中。
アーカイブ映像は12月19日に配信予定。視聴希望はkoreabunkakenkyukai@gmail.comまで視聴希望メールを送信してください。

【留学同京都】