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朝大の未来像描くきっかけに/朝大外国語学部焼肉モイム

2025年11月07日 14:26 民族教育

保護者と卒業生ら、120人が参加

朝大外国語学部焼肉モイムが行われた

「70周年に向かってGO! GO! GO! 外国語学部の保護者と卒業生、在学生が共にする焼肉モイム」が1日、朝鮮大学校で行われた。行事には、同学部の李永生学部長をはじめ、保護者、卒業生、在学生ら約120人が参加した。

今回の行事は、昨年5月に行われた外国語学部同窓会第8回総会を訪れた卒業生であり、同学部に子どもを通わせている保護者の提案をきっかけに実現した。

行事は、▼朝大で学び生活する学生たちの姿を実際に見て保護者に安心してもらうこと、▼久しぶりに大学を訪れる卒業生たちに青春の日々を思い出してもらうこと、▼来年の創立70周年を控えてさらなる発展を目指す同大のビジョンに対する理解を深め、学生寮建設事業への協力を呼びかけることを目的に行われた。

工事中の寄宿舎を見学した

第1部では公開授業が行われ、保護者と卒業生は英会話(1年)や現代日本語講読(2年)などの授業を参観。続いて大学創立70周年事業に関する解説を聞き、耐震工事が進められている寄宿舎2号館や、同学部の学生たちが生活する5号館・8号館を見学した。

第2部の焼肉モイムは、外国語学部同窓会の尹志慶会長(53、23期卒)の乾杯の音頭で幕を開けた。参加者たちは七輪を囲みながら、同期や先輩、後輩、恩師らとの再会を喜び、話に花を咲かせた。

話に花を咲かせる参加者たち

李香緒さん(3年)と金流雅さん(1年)の司会のもと、保護者、学生、卒業生の紹介が行われ、続いて在学生による公演が披露された。伝統的な学部ダンスをはじめ1、2年生による演劇や3年生による海外研修報告など多彩な演目が続き、最後は朝大卒業学年学生祖国訪問団として祖国を訪問した4年生が力強い歌声を披露した。

金在允さん(3年)の父・金智英さん(46)は、「教員の指導レベルが高いのはもちろん、学生たち学ぶ喜びを実感しながら積極的に授業に参加している姿が印象的だった。楽しそうに過ごす様子を見て安心した」と笑顔を見せ、「これからも同級生と共に学び、同胞社会の役に立つ人材へ成長してほしい」と語った。

在学生による公演が行われた

また、公演に出演した曺由奈さん(4年)の母・朴明淑さん(49)は、「娘が『同級生に恵まれた』とよく話していたが、その意味が分かった」と述べ、「同級生たちと過ごした日々は一生の宝物になるはず。卒業まで残りわずかだが、充実したキャンパスライフを送ってほしい」とエールを送った。

在学生を代表して発言した権在燮さん(4年、学部支部委員長)は、「常に『なぜ、何のために学ぶのか」という問題意識を持ちながら朝青運動に取り組んできた。卒業生のように在日同胞社会の明るい未来を築く人材となるために、祖国で同級生と固めた決意を胸に、卒業まで勉学に励んでいきたい」と決意を語った。

参加者たちは、「70年の自負、100年への自信」というスローガンの通り、朝大が歩んできた70年の誇り高い歴史を胸に刻み、100周年に向けて新たな未来を描く決意を新たにした。

(尹佳蓮)

 

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