〈編New生活潜入記③〉自分を変える一歩、「本当の居場所」へ／西東京第１初中

日本学校から朝鮮学校へ編入した同胞の子どもたちが送る編入生活は、民族教育や「ウリトンム」たちなど、新しい出会いで溢れている。本連載では、各地の朝鮮学校に潜入し、学校生活を送る編入生たちの姿を書き記していく。

２学期から学校に通うことになった千さん（右）が始業式で紹介された

西東京第１初中で８月29日に行われた2学期の始業式では、同校に編入した千麗奈さん（中2）と、朴歓煕さん（初４）の2人が迎え入れられた。在日朝鮮人としての「本当の居場所」を求め、朝鮮学校に通うことを決断した千さんの、新たな学校生活の１日目を追った。

 全力で歓迎

明るい中級部２年クラスに編入生が加わった（2列目右端が千さん）

「うれしいお知らせがあります。ウリハッキョに、2人の編入生が来ました」

始業式でのアナウンスに、在校生たちがザワザワし始めた。

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