鄭世梨選手、本選出場逃す/パリで空手世界選手権大会・予選大会
2025年10月21日 16:33 スポーツ朝鮮大学校出身の鄭世梨選手(23)が、フランス・パリで行われたWKF世界空手選手権大会・予選大会(10月17〜19日)の女子組手61キロ以下級に出場した。鄭選手は世界ランキング上位選手2人と対戦したが力及ばず、世界大会本選への出場権を逃した。
鄭選手は、昨年5月の第11回東アジア空手道選手権(中国・河南省)で銀メダルを獲得し、同年9月の第20回アジア空手道選手権大会(中国・浙江省)で4位に入賞。今年4月の第12回東アジア空手道選手権大会(中国・河南省)では銀メダルに輝き、東アジア選手権で2年連続となる銀メダルを手にした。来年行われる愛知・名古屋アジア大会でのメダル獲得を目指す鄭選手にとって、今回の世界選手権は重要な通過点。世界の舞台で自身の実力を試すため、「チャレンジャー精神」を胸に大会に臨んだ。
女子組手61キロ以下級には48カ国の代表選手がエントリー。まず12組に分かれて予選リーグを戦い、各組1位選手のみが決勝トーナメントに進む。決勝トーナメントで勝利を収めた選手が、エジプトで行われる世界選手権本選への切符を手にする仕組みだ。抽選の結果、鄭選手は、世界ランキング19位のスイス代表、同21位のオランダ代表と同組の激戦区に入った。