〈朝鮮新報創刊80年〉より信頼され、愛される新聞・メディアに
2025年10月10日 06:45 総聯 論説・コラム創刊80年読者アンケートで寄せられた声
本紙は、朝鮮新報創刊80年に際して読者アンケートを実施しました。(4月15日~5月25日)紙面や報道姿勢に対する率直な評価とともに、今後への期待や具体的な要望が数多く寄せられました。
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「朝鮮新報を購読する理由」を問う設問で、最も多かった回答は「日本各地の同胞の近況が分かる」の80.4%で、「朝鮮の立場や報道に接することができる」71.9%、「各地の朝鮮学校の活動が分かる」68.8%が続きました。「学生時代から読んでいる」24.6%、「昔から家庭で購読している」13.1%など、総聯同胞の一人として朝鮮新報を長きにわたり愛読しているという回答もありました。
「朝鮮新報にどのような印象を持っているか」への回答では、「朝鮮の視点から朝鮮のニュースを読める」が73.9%で最も多く、「各地の同胞のニュースを網羅している」70.9%、「学習のための新聞」44.7%が続きました。
アンケートでは朝鮮新報の各ジャンル別(「朝鮮半島情勢」「権利問題」「総聯・同胞生活」「民族教育」「スポーツ・文化」)に編集内容に対する満足度について聞きました。
いずれの分野もおおむね4分の3(69.7〜76.9%)の回答者が「満足」と答えましたが、一方で「もっとこうしてほしい」という期待感も示されました。「日本のメディアでは得られない情報・視点」を高く評価した上で「さらなる発展を」「改善の余地あり」と要望を付け加える声が多数ありました。
朝鮮新報の編集内容で肯定的に評価されているポイントは、▲「網羅性・立場の一貫性」(同胞社会、祖国情勢、権利問題、教育・文化など幅広くカバーしている)▲「唯一無二の情報源」(平壌特派員や独自取材による一次情報)▲「『ウリ』視点の発信」(誇りや学びにつながっているという声)などでした。
一方、改善・強化が求められているポイントは「情報量・多様性・スピード・解説力」です。具体的には▲「取材量の増加」(現場ルポやインタビューを増やしてほしい, 多様な立場の声を載せてほしい)▲「ジャンルの偏り解消」(地方や小規模学校の取り組み、文化・芸術を広く取り上げてほしい)▲「速報性・タイムリーさ」(行事の報道が遅い、読者が注目するテーマを記事化する)▲「解説・背景説明の充実」(事実報告にとどまらず、なぜそれが重要かを伝える)などの要望がありました。
アンケートでは「若年層における紙媒体からの離脱」という現実が確認されました。
「日常的にどのメディアに接しているか」という設問への複数回答を集計すると、10代から70代までを含む全体の回答では、テレビが63.3%で最多、紙の新聞・雑誌は34.2%でした。
しかし20代・30代の回答に限ると、最も多かったのはYouTubeの85%、次いでYahoo!のようなポータルサイト76%、電子版・朝鮮新報のようなネットで閲覧する新聞は63%で、これはテレビの61%を上回ります。一方、紙の新聞はわずか20%にとどまり、8つの選択肢の中で最低値を示しました。若い世代ではスマートフォンやSNSを通じたニュース利用が増えており、速報性・視覚的要素・共感性を重視する傾向が見られます。これらは朝鮮新報の次世代読者を増やすために、電子版の編集体制を強化し、紙とは異なる視点からニュースコンテンツを企画・制作・発信する必要性を示唆するものです。
読者のご意見・ご要望は、私たちの紙面づくり、言論活動にとって貴重な指針です。本紙では、今回のアンケートでいただいた声を糧に、編集内容や報道姿勢の一層の充実を図り、より信頼され、愛される新聞・メディアを目指してまいります。
(朝鮮新報)