<金正恩総書記の活動・2025年9月>中国抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利80周年記念行事に参席
2025年10月10日 08:00 総書記の活動中ロ首脳と会談、協力強化へ
金正恩総書記は9月3日、北京で開催された中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利80周年記念行事に中国の習近平主席、ロシアのプーチン大統領をはじめとした26カ国の首脳と共に参席した。同日にはプーチン大統領と、4日には習近平主席と会談した。

金正恩総書記が中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利80周年記念行事に参席した。(朝鮮中央通信=朝鮮通信)
共同の戦勝節を祝福
金正恩総書記は、ファシズム打倒に決定的な貢献をしたロシアの祖国戦争勝利80周年を迎え、5月9日に駐朝ロシア大使館を祝賀訪問し、祖国解放80周年に際してはロシア国家会議代表団を平壌に受け入れ、朝ロの連帯を再確認した。8月14日には平壌で行われた祖国解放80周年慶祝大会で演説し、今日の国際情勢について言及。今日、国際舞台では世界反ファシズム戦争と民族解放闘争の結果を抹消し、覆そうとする危険な行為が公然と繰り広げられていると指摘し、絶え間ない戦争と恐喝政策によって欧州とアジア、ひいては全世界を右傾化、一極化しようとする策動を粉砕するのは、平和を愛し、正義に忠実な国と人民が進んで引き受けるべき歴史的任務であり、それは進歩的陣営の強力な連帯と共同の闘争を求めていると述べた。そして今回、中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利80周年記念行事に参席した。総書記の中国訪問は6年ぶりとなった。
総書記は3日、北京故宮の端門をくぐって行事場に到着。習近平主席と温かく対面してあいさつを交わした後、祝賀行事に招待された世界各国の国家元首および政府首班、国際機関の指導者たちと共に記念写真を撮り、天安門広場の幹部席に上がった。
記念行事では習近平主席が重要演説を行い、閲兵部隊を査閲した。
総書記は同日、人民大会堂で催された中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利80周年を記念する招待会に各国の指導者たちと共に出席した。
国際・地域問題で意見交換

金正恩総書記は3日午後、プーチン大統領と北京の釣魚台国賓館で対面し、会談した。(朝鮮中央通信=朝鮮通信)
金正恩総書記は3日午後、プーチン大統領と北京の釣魚台国賓館で対面し、会談した。朝ロ首脳会談を行うのは昨年6月にプーチン大統領が訪朝して以来1年3カ月ぶり。
総書記は会談で、朝鮮は今後も、国家主権と領土保全、安全利益を守るためのロシアの政府と軍隊、人民の闘争を全面的に支持するだろうし、それを兄弟の義務とみなし、朝ロ国家間条約の履行に変わることなく忠実だろうと述べた。
朝ロ国家元首たちは、朝鮮とロシア間の将来的な協力計画について詳細に討議し、二国間関係を引き続き高い水準へと導いていく確固たる意志を再確認し、重要国際および地域問題に関して意見を交換した。

金正恩総書記は4日に習近平主席と会談した。(朝鮮中央通信=朝鮮通信)
金正恩総書記は4日に習近平主席と会談した。
総書記は、国際情勢がいかに変わろうと朝中間の友好の感情は変わらず、朝中関係を絶えず深化・発展させるのは朝鮮労働党と朝鮮政府の確固たる意志であると確言。朝鮮は今後も国家の主権と領土保全、発展利益を守るための中国共産党と中国政府の立場と努力を全面的に変わることなく支持・声援するだろうと述べた。
朝中首脳は席上、朝鮮と中国の高位級往来と戦略的意思疎通を強化していく問題に関連して虚心坦懐に意見を交換し、対外関係分野において両国の党と政府が堅持している自主的な政策的立場について互いに述べた。また、国際および地域問題で戦略的協力を強化し、共通の利益を守ることに言及した。
(許侑琳)