金正恩総書記が習近平主席と会談/不変の朝中友好、戦略的協力の強化へ
2025年09月05日 12:40 総書記の活動朝鮮中央通信によると、中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利80周年記念行事(3日)に参席するため中国を訪問した金正恩総書記が4日午後、人民大会堂で習近平主席と会談した。両首脳は習近平主席が朝鮮を訪問した2019年6月以来、約6年ぶりに会談を行った。
金正恩総書記は習近平総書記と温かくあいさつを交わし、朝中両国の国旗を背景にして記念写真を撮った。
総書記は、中国の党と政府、人民が朝鮮代表団を誠意を尽くして格別に歓待してくれたことに謝意を表し、中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利80周年記念行事を大政治祭典として立派で盛大に行ったことを祝い、この契機を通じて世界の平和を守ろうとする中国の確固たる決心を見せ、中国の重要な国際的地位と影響力をはっきり示したと述べた。
習近平総書記は、中国の党と政府、中国人民を代表して金正恩総書記の中国訪問をもう一度熱烈に歓迎すると言及。金正恩総書記が今回の記念行事に参加したのは第2次世界大戦勝利の結果をしっかり守ろうとする朝鮮側の確固たる意志を示し、中朝の両党、両国の友好・協力関係をよりいっそう発展させる重要な契機になったと述べた。
習総書記は、中朝は運命を共にし互いに助け合う立派な隣人、立派な友、立派な同志であるとし、中国の党と政府は伝統的な中朝友好を高度に重視しており、中朝関係を立派に守り、強固にし、発展させる用意があると述べた。また、国際情勢がいかに変わってもこの立場は変わらず、中国側はこれまでと同様、今後も朝鮮が自国の実情に合う発展の道を歩み、朝鮮式社会主義偉業の新しい局面を絶えず開拓していくことを支持すると述べた。
金正恩総書記は、国際情勢がいかに変わろうと朝中間の友好の感情は変わらず、朝中関係を絶えず深化・発展させるのは朝鮮労働党と朝鮮政府の確固たる意志であると確言。朝鮮は今後も国家の主権と領土保全、発展利益を守るための中国共産党と中国政府の立場と努力を全面的に変わることなく支持・声援すると述べた。
朝中首脳は席上、朝鮮と中国の高位級往来と戦略的意思疎通を強化していく問題に関連して虚心坦懐に意見を交換し、対外関係分野において両国の党と政府が堅持している自主的な政策的立場について互いに述べた。また、国際および地域問題で戦略的協力を強化し、共通の利益を守ることに言及した。
同日夕、習近平総書記は金正恩総書記のための宴会を催した。
金正恩総書記は同日夜、専用列車で北京を出発した。
朝鮮中央通信は総書記の中国訪問について、「(朝中の)両党、両国間の政治的信頼と戦略的協力をいっそう強化し、社会主義偉業の勝利を目指す共通の闘争で結ばれ、あらゆる試練と挑戦に打ち勝った朝中友好関係の不変性と不敗性を示した歴史的な契機」だとし、その意義を強調した。
(朝鮮新報)