金正恩総書記がプーチン大統領と会談/北京の釣魚台国賓館で
2025年09月04日 09:14 総書記の活動朝鮮中央通信によると、金正恩総書記が9月3日午後、中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利80周年記念行事に参加したロシアのウラジーミル・V・プーチン大統領と北京の釣魚台国賓館で対面し、会談した。
朝ロ首脳が会談を行うのは、平壌で朝ロ間の包括的戦略パートナーシップ条約が結ばれた昨年6月以来、1年3カ月ぶりとなる。朝鮮は同条約の第4条(締約国のうち一方が外国勢力の武力侵攻を受け戦争状態に瀕する場合、もう一方が支援を提供することを規定)にもとづき、ウクライナ軍の越境攻撃を受けたロシア西部のクルスク州に人民軍部隊を派遣し、クルスク解放作戦に大きく貢献。また、両国間では同条約に沿って多方面にわたる協力、交流活動が行われてきた。
会談には、ロシア連邦のセルゲイ・ラブロフ外相、アンドレイ・ベロウソフ国防相、アレクサンドル・コズロフ天然資源環境相、ユーリー・ウシャコフ大統領府外交担当補佐官が参加した。
金正恩総書記は、プーチン大統領と再び会った喜びを披歴し、朝ロ間の条約締結以降、両国関係が各分野へ力強く拡大・発展していることについて肯定的に評価した。
プーチン大統領は、ロ朝両国の関係は特殊な信頼関係、友好関係、同盟関係であるとし、クルスク解放作戦で発揮された朝鮮軍人の無比の勇敢さと英雄主義について高く評価。ロシアは朝鮮の軍隊が捧げた犠牲を永遠に忘れないであろうし、ロシア人民を代表してすべての朝鮮人民に送る最も温かいあいさつを伝えてくれるよう願うと述べた。
金正恩総書記は、プーチン大統領の言葉に深い謝意を表した。
総書記は、朝鮮は今後も国家主権と領土保全、安全利益を守るためのロシアの政府と軍隊、人民の闘争を全面的に支持し、それを兄弟の義務と見なして朝ロ国家間条約の履行に変わることなく忠実であると述べた。
朝ロ首脳たちは、朝ロ間の将来的な協力計画について詳細に討議し、二国間関係を引き続き高い水準へと導いていく確固たる意志を再確認した。
金正恩総書記は、プーチン大統領と重要な国際および地域問題に関して虚心坦懐に意見を交換した。
総書記は、兄弟のロシア人民に送る温かいあいさつを伝え、プーチン大統領と別れのあいさつを交わした。
(朝鮮新報)