世代を超えて紡がれる絆/ピカミレキャンプ
2025年09月02日 09:14 民族教育山口県の国立山口徳地青少年自然の家で開催された「ピカピカミレキャンプ2025 in 山口」(8月22~24日)。「ウリ民族フォーラムin広島2025」以降、中四国ブロックにおける初の大規模行事となった今回のキャンプは、青商会会員、朝青員、朝鮮学校の教員たちの様々な思いが交差する、特別な三日間となった。
続けることの価値
「仲間と協力しながら、思いやりを学んでほしい」。

中四国ブロック青商会の会員たちと朝大生たち
実行委員長を務めた山口県青商会の崔誠一会長(43)は、開講式で子どもたちにそう呼びかけた。11年ぶりとなる山口での開催に向け、地元の幹事や会員たちは「子どもたちに多様な体験をさせたい」という思いで準備を進めてきた。11年前に山口でキャンプを主催した県青商会OBから当時の工夫や苦労も聞いた。
山口県青商会の李禎大幹事長(41)は、「会員たちにとって初めての経験が多かった。子どもたちと接する中で活動の意義を実感し、青商会としての成長にもつながるきっかけにしたかった」と振り返る。地元での開催は、会員たちが経験を積み、自らの役割を意識する大切な機会にもなった。
中四国ブロックの青商会が共に準備を進める過程は、