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植民地主義の清算こそが責務/関東大震災102年集会、朝鮮人虐殺の真相究明求め

2025年09月01日 17:02 歴史

「日本と朝鮮を結ぶ全国ネットワーク」が主催する集会「関東大震災102年 朝鮮人虐殺の真相究明を求める」が連合会館で行われた。

「日本と朝鮮を結ぶ全国ネットワーク」(日朝全国ネット)が主催する戦後80年企画第2弾となる集会「関東大震災102年 朝鮮人虐殺の真相究明を求める」が8月29日、東京・お茶の水の連合会館で行われた。震災100年を機に結成された「関東大震災朝鮮人虐殺犠牲者追悼と責任追及の行動実行委員会」、また2月に設立された「関東大震災朝鮮人虐殺を検証する有志議員の会」(有志議員の会)の共催で行われた集会には、日本の市民団体のメンバー、各界各層の日本人士、国会議員、総聯中央の徐忠彦副議長兼国際局長や関東地方の総聯活動家、同胞など250余人が参加した。

集会では、参加者による黙祷が捧げられた後、主催者を代表してまず東京・平壌「虹の架け橋」の江口済三郎代表があいさつした。

江口代表は、日本による植民地支配と差別の歴史を直視し、排外主義の台頭に抗っていかなければならないとし、市民の連帯活動を広げることで、歴史に向き合う声をさらに大きくしていこうと呼びかけた。

つづいて、「有志議員の会」の代表世話人である立憲民主党の平岡秀夫衆議院議員があいさつした。

平岡衆議は、有志議員の会が集会当日、石破茂首相、林芳正官房長官宛の要望書を青木一彦官房副長官に提出したことについて言及。過去の清算なくして北東アジアの未来は描けないとし、朝鮮人虐殺を検証するための議員立法の制定も視野に入れて活動していきたいと語った。

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