大阪中高・金相輝さんが「全国」ベスト16に／第56回全国中学校柔道大会

大阪中高・金相輝さんが「全国」ベスト16の成績を収めた

８月22日、第56回全国中学校柔道大会の81㎏級個人戦で大阪中高の金相輝さん（中3）がベスト16の成績を収めた。

福岡市総合体育館で行われた今大会の81㎏級には48人の選手が出場した。

金さんは、1回戦で開始早々に反則勝ちとなり、2回戦を有効で勝ち進んだ。

3回戦では彦坂虎瑠さん（大成中学校、愛知）と対戦した。接戦の末に延長戦にもつれこんだ試合は僅差の判定によって彦坂さんに軍配があがった。

金さんは「今大会の前にあった近畿大会の時は満足する試合内容ではなかった。そうならないようにしようと臨んだ今大会では接戦を繰り広げることができた。楽しい大会だった」としながら「朝鮮学校の名前を広めることもできて嬉しい。高校ではインターハイで必ず優勝したい」と力を込めた。

コーチとして金さんをサポートした天理柔道クラブの井上直樹さん（42）は「豪快でダイナミックな柔道を見せてくれた。これからの課題としては経験。天性のセンスがあるのでもっと伸びる可能性が十分にある」と語った。

会場には天理柔道クラブの児童・生徒も駆けつけ、試合後には金さんに駆け寄り、健闘を称えていた。

金さんを下した彦坂さんは81㎏級で優勝した。

（高晟州）