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【速報】頭蓋骨らしきものを発見/長生炭鉱第6回潜水調査2日目

2025年08月26日 14:56 歴史

26日、宇部市の長生炭鉱で第6回潜水調査の2日目の調査が行われ、頭蓋骨と思われるものが発見された。

昨日に引き続き潜水調査にあたった韓国人ダイバー2人は、午前10時過ぎ、沖のピーヤ(排気筒)から潜水し、前日に確認した位置で頭蓋骨と思われるものを探し出した。持ち帰ったのは、長生炭鉱の犠牲者の頭蓋骨と推定される。

前日の25日には、初めて人骨と思われるものを見つけ出し、そのうち3片を地上に持ち帰り、警察に渡された。現在、人骨かどうかの調査が行われている。

1942年2月3日、戦時中の山口県宇部市にあった海底炭鉱「長生炭鉱」で発生した水没事故では、朝鮮半島出身者136人を含む183人が犠牲となった。事故から83年が経過した現在まで、遺骨発掘をはじめとした日本政府による清算は一切行われていない。

一方、昨年9月には市民団体「刻む会」をはじめとする有志の取り組みにより初めて坑口が開かれ、翌10月には坑内での初の潜水調査が実施された。その後も調査は継続され、今回で6回目となる。

(文・許侑琳、写真・盧琴順)

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