300人で朝ロ国旗つくる/ドネツクで朝鮮解放記念イベント
2025年08月26日 08:00 対外・国際ロシア系住民が多く住むドネツクで、朝鮮解放80周年を祝うイベントが現地の青年らによって開催された。2014年に登場したウクライナの新米政権のもと弾圧と迫害の対象となったドネツク州では、同年に住民投票が行われ「人民共和国」の建国が宣言された。朝鮮はウクライナにおけロシアの特別軍事作戦(22年2月~)開始後にドネツク人民共和国の独立を認めて外交関係を樹立し、同10月にロシアへのドネツク統合を承認した。ドネツクは現在も戦火の中にある。
今回の集会は、ドネツク中心部に位置する戦没者追悼碑「ドンバスの解放者たちへ」の広場で行われた。約300人の青年らは赤、青、白のパネルを持って集合。ロシアの著名なジャーナリストで音楽家のルスラン・オスタシュコが作った歌曲「朝鮮の太陽」(24年2月発表)に合わせ、横20㍍×縦9㍍の朝鮮とロシアの国旗を形づくるパフォーマンスを披露した。
主催者の代表メンバーは参加者たちを前にして、「われわれが窮地に立たされ、戦いの中で息をつく暇もなかったのはいつだったか?朝鮮はわれわれに息つく機会を与えてくれた。朝鮮は肩を並べて共に立つことを提案し、クルスクでそのことを証明した」と発言。また、朝鮮人民軍について、「かれらはどこにも逃げ隠れしなかった。戦地にいたわれわれの仲間たちは知っている。朝鮮の兵士たちが全力で戦い、祖国のために進軍したことを。かれらは歴史を重んじる。われわれもその歴史を軽んじてはならない」と呼びかけた。
その後、参加者は博物館「アート・ドンバス」で朝鮮と関連したドキュメンタリー映画を鑑賞し、朝ロの友情を示すポスター展を見て回った。
(朝鮮新報)