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朝鮮人民軍海外作戦部隊に国家表彰/金正恩総書記の参席のもと授与式

2025年08月25日 09:50 対外・国際

ロシア・クルスク解放作戦に貢献

金正恩総書記の参席のもと、朝鮮人民軍海外作戦部隊の指揮官、戦闘員に対する国家表彰授与式が行われた。(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

8月22日発朝鮮中央通信によると、金正恩総書記の参席のもと、ロシアのクルスク地域解放作戦に派遣された朝鮮人民軍海外作戦部隊の指揮官、戦闘員に対する国家表彰授与式が朝鮮労働党中央委員会の本部庁舎で行われた。

朝鮮はロシアとの間で2024年6月に結んだ包括的戦略パートナーシップ条約の第4条(締約国のうち一方が外国勢力の武力侵攻を受け戦争状態に瀕する場合、もう一方が支援を提供することを規定)にもとづき、ウクライナ軍の越境攻撃を受けたロシア西部のクルスク州に人民軍部隊を派遣。人民軍部隊はロシア軍と同じ塹壕で血潮を流して戦いながら、クルスク解放作戦に大きく貢献した。

国家表彰授与式の会場には、参戦烈士たちの肖像が飾られた追悼の壁が設置された。

国家表彰授与式では、金正恩総書記が演説を行った。

総書記は、党中央は戦場で偉勲を立てた英雄たちを祖国と人民の前に立たせたい気持ちで、国家表彰授与式を党中央委員会の本部庁舎で盛大に行うようにしたと言及。このように初の勲章授与式を行うと、この時刻も祖国の命令に従って任務遂行に全力を尽くしている戦闘員と、犠牲になった烈士の姿が思い浮かび、かれらみんなをこの栄えある席に立たせられない残念さを禁じえないとし、海外軍事作戦に参加して尊い命をささげた烈士の永生を祈願して黙とうすることを提議した。

参加者は参戦烈士を追悼して黙とうした。

総書記は、参戦勇士らが収めた勝利は、わが国家の存立と発展に確固たる保証をもたらした大きな功績であり、われわれの建軍史と反帝革命闘争史に奇跡として記録される勝利であると同時に、数千年間存在した強者の論理を再定立した世界戦争史の出来事になると指摘。世界の焦点が集中した戦場において、朝鮮武力を代表した海外作戦部隊の戦闘活動は人民軍の威力を遺憾なく立証したと述べた。

総書記は、最も重視、評価しているのは、朝鮮人民軍の名声が70余年の歴史で最も厳しい検証を受け、戦争に万全の準備を整えた軍の実相が明確に確認されたことだとし、今はどの国の軍隊であれ、わが軍と対決すれば無縁仏となる運命を免れないということが定説となったと言及。異国の地で戦い、占めている塹壕は国土の外にあるが、みんなは祖国の地に守護の壁を高く築き上げたとし、その功績は朝鮮国土での戦争で勝利したことよりさらに高貴かつ大切なものだと強調した。

金正恩総書記の参席のもと、朝鮮人民軍海外作戦部隊の指揮官、戦闘員に対する国家表彰授与式が行われた。(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

総書記は、参戦者の勲功を末永く伝えるために平壌に戦闘偉勲記念館と戦闘偉勲記念碑を建立し、子息を国のための聖戦に送り出した父母も栄光の壇上に共に立たせると国家的な重要措置について言及。参戦勇士の名前が刻まれた記録は、祖国の歴史の最も貴いページとして永遠に輝くであろうと確言した。

国家表彰授与式では、海外軍事作戦で偉勲を立てた指揮官と戦闘員に英雄称号と勲章、メダルを授与することに関する最高人民会議常任委員会の政令が伝達された。

金正恩総書記が海外作戦地域で共和国武力の戦闘区分隊を勝利へと指揮した軍事指揮官と、特出した偉勲を立てた軍人に朝鮮英雄称号を直接授与。また、追悼の壁に花を供えて黙とうし、烈士らの遺族らを慰労した。

その後、海外作戦部隊の将兵を代表して特殊作戦部隊の金永福司令官(朝鮮人民軍陸軍上将)が決意討論を行った。

同日発通信によると、金正恩総書記の参席のもと海外作戦部隊の指揮官と戦闘員を祝う公演が平壌の4・25文化会館で行われたほか、指揮官と戦闘員、烈士の遺族のための宴会が木蘭館で催された。

(朝鮮新報)

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