“曽祖父の遺骨、故郷に戻して”／朝鮮にいる被害者遺族が初証言【動画】

長生炭鉱水没事故から83年

【平壌発＝金淑美】山口県宇部市の長生炭鉱水没事故から83年。朝鮮に本籍を置く犠牲者の遺族パク・クムスクさん（45）が、本紙平壌支局に初めて証言し、「曽祖父の遺骨を必ず故郷に戻してほしい」と語った。朝鮮にいる遺族の存在が明らかになるのは初めてで、現地で本格化する犠牲者の遺骨発掘に向けた活動を後押しするものとなる。

パク・クムスクさん

江原道昌道郡に本籍

家族は解放前に帰郷

「わざわざ遠方から来ていただいたのに、正直に言うと曽祖父について私が知っていることはそう多くありません」

８日、朝鮮東部に位置する江原道元山市の松涛園旅館で記者と

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