長生炭鉱潜水調査・本坑道へ初進入/朝鮮国内で犠牲者遺族を初特定【動画】
2025年08月11日 08:24 文化・歴史 動画第5回潜水調査
1942年に山口県宇部市の長生炭鉱で発生した水没事故による犠牲者の遺骨収容を目的とした潜水調査が、8日に実施された。市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」(以下、刻む会)を中心に、昨年10月から水中探検家の伊佐治佳孝さんによって続けられてきた潜水調査は、今回で5回目となる。
前回の潜水調査では、沖のピーヤ(排気筒)から本坑道と並行する旧坑道を約200㍍進み、遺骨が残されているとみられる本坑道へつながる通路を確認した。今回の調査は、この通路さらに進み、本格的な遺骨収容を目標とした。
当初は6日と8日の2日間にわたり調査を行う予定だった。7月末に、より安全な潜水調査に向けたボンベ数本の事前設置作業が予定されていたが、悪天候の影響で実施できなかったため、6日に設置作業を行い、8日に本格調査を実施することとなった。
朝7時ごろに潜水を開始し、約4時間に及んだ調査では、遺骨らしきものは確認されなかったものの、初めて