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米日軍事同盟の危険性を非難/朝鮮の国際問題評論家

2025年08月10日 10:45 対外・国際

国際問題評論家のリ・ミョンナム氏は1日、朝鮮中央通信を通じて「『核同盟』へと変質している米日軍事同盟関係の危険性を絶対に看過してはならない」と題した論評を発表した。

ある外信は、先日、日米双方が「核拡大抑止力」を提供するための協議を行い、東アジア地域で戦争が勃発する場合、米国の核ドクトリンに関連する具体的な戦略・戦術案を立てたことについて暴露。また、日米が核兵器の実際の使用を想定して問題の討議を深化させたことが公開されたのは今回が初めてで、これは米日軍事同盟が危険極まりない「核同盟」へと変異していることを示唆すると警告した。

リ氏はこれについて触れたうえで、「核の優勢をもって地域内の戦略的ライバルを牽制しようとする米国を後ろ盾にして、上司の核兵器を引き入れてまで軍事大国化の土台を築き、『大東亜共栄圏』の野望を叶えようとするのが日本の報復主義的な総体的目標」だと指摘。また、「看過できないのは、日本が折に触れて『周辺の脅威説』を言い散らし、米日『核同盟』の標的が他ならぬわが共和国を含む周辺諸国であることを既定事実化していること」だと述べた。

リ氏は、「世界的なホットスポットに位置づけられているアジア太平洋地域、特に北東アジア地域で日本が米国と『核同盟』関係を結んで地域内の核強国を相手にするというのは、世界に核惨禍をもたらす危険極まりない発想だと言わざるを得ない」と非難。「列島を米国の核前哨基地として丸ごと提供し、米国の『核の傘』の下にさらに近づくほど、日本の安保不安はいっそう高まるだけだ」と警告した。

(朝鮮新報)

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