公式アカウント

在朝被爆者の姿、映し出す/京都で伊藤孝司写真展

2025年08月06日 09:00 文化・歴史

2日に行われた伊藤孝司さんによるギャラリートークの様子

広島、長崎の被爆80年に際して、フォトジャーナリストの伊藤孝司さんによる写真展「原爆棄民 韓国・朝鮮人被爆者の証言」が立命館大学国際平和ミュージアム(京都府京都市)で7月19日~8月9日にかけて行われている。

伊藤さんは、日本の植民地支配と侵略により被害を受けた人々をアジア太平洋各地で取材してきた。取材回数は約200回にのぼる。1985年からは植民地支配下で被爆した朝鮮人に対する取材を日本と韓国で行い、87年に証言をまとめた『原爆棄民 韓国・朝鮮人被爆者の証言』を出版した。98年から在朝被爆者への取材にも取り組み、その内容を加えた増補改訂版を被爆80年にあたる今年、論創社から出版した。

写真展は87年の初版出版時に初開催され、昨年7月に広島で行われた写真展では、朝鮮での取材写真が新たに加えられた。今回は、

Facebook にシェア
LINEで送る