高校無償化裁判・歴史的勝訴から8年/大阪で記念集会
2025年08月05日 09:09 民族教育「希望のバトンを次世代へ」

集会には約250人が参加した
高校無償化制度から朝鮮高校を除外した国の不指定処分に対し、2017年7月28日、大阪地裁が不指定処分の取り消しと子どもたちへの就学支援金の支給を命じた歴史的な判決から8年。原告全面勝訴の画期的な判決を振り返りつつ、未来へ希望のバトンをつなぐ誓いを新たにするための「高校無償化裁判歴史的勝訴8周年記念集会-次世代に渡す希望のバトン」(共催=朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪、高校無償化裁判大阪弁護団)が、7月28日、大阪市の東成区民センターで行われた。会場には、同胞や朝鮮学校の保護者、支援者、関係者ら約250人が集った。
冒頭で、2017年の勝訴判決当日の様子を収めた映像が上映された後、無償化連絡会・大阪の長崎由美子事務局長が、「私たちがなぜ勝訴判決を勝ち取れたのか。歴史的な意味をもってたたかった日々を振り返り、次世代に何を渡していくのかを考えたい」と集会の目的を述べた。

集会は立ち見の参加者がでるほど多くの関係者が来場した
続いて、同志社大学の板垣竜太教授による基調講演「植民地主義克服のための『希望のバトン』」が行われた。
板垣教授は、