公式アカウント

4つのテーマを報告/祖国解放80周年記念シンポ

2025年07月17日 14:36 歴史

遺骨と碑、無償化問題について

シンポジウムでは朝鮮人強制連行犠牲者の遺骨や追悼碑、高校無償化問題などについて4つの報告があった

東京・千代田区の日本教育会館で13日に開催された祖国解放80周年記念シンポジウム「植民地主義の清算と民族差別撤廃に向けて」では、4つのテーマについて報告があった。各報告の要旨をまとめる。(まとめ・朴忠信)

長生炭鉱遺骨を放置して未来志向はない!

刻む会/井上洋子共同代表

井上洋子共同代表

1942年2月3日に発生した水没事故で183人の炭鉱夫が死亡し、そのうち136人が朝鮮人であった山口県宇部市の長生炭鉱。犠牲者の遺骨は現在も海底に放置されている。

日本の市民団体である長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会(刻む会)は91年に発足。遺族への謝罪、犠牲者名を刻んだ碑の建立などを目標に活動してきた。

13年に念願の碑を建立。一方で、韓国遺族会(92年発足)から「これで終わりではない。先祖の遺骨は必ず持ち帰る」と告げられ、刻む会は「日本人の自己満足的な運動になっては駄目だ」と心機一転した。

以降は、遺骨収容・返還を主目的に、18年を皮切りに遺骨発掘に向けた日本政府との交渉を続けてきた。韓国政府や国会議員、市民運動にも強く働きかけた。

そして昨年9月、

Facebook にシェア
LINEで送る

関連記事