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元山で朝ロ外相間の戦略対話/金正恩総書記がラブロフ外相を接見

2025年07月15日 10:00 対外・国際

崔善姫外相とラブロフ外相間の第2回戦略対話が元山で行われた。(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

金正恩総書記が7月12日、朝ロ外相間の第2回戦略対話に参加するために訪朝(1113日)したセルゲイ・ラブロフ外相を接見した。同日、崔善姫外相とラブロフ外相間の戦略対話が元山で行われた。

外相間の戦略対話に関する公報文によると、戦略対話では、国家元首たちの構想と意図に合わせて朝ロ関係の大きな進展を加速化するための当面の実践的問題が深く討議され、両国間の包括的戦略パートナーシップ条約の精神と諸般の条項を誠実に履行することで、朝ロ関係を百年の大計の戦略的関係に引き継ごうとする確固たる意志を再確認した。

ロシア側は、朝鮮半島情勢に関連して朝鮮の現在の地位を否定しようとする任意の試みに断固として反対し、国家の安全と主権的権利を守ろうとする朝鮮側の正当な努力に対する確固不動の支持を表明。朝鮮側は、ウクライナ紛争の根源を取り除き、国家の自主権と安全利益、領土保全を守るためのロシア政府のすべての措置に全的な共感と支持を表した。

朝ロ外相が両国外務省間の2026年―2027年交流計画書に署名した。(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

主要国際問題に関する意見交換では、複雑多岐な現在の国際情勢に対する双方の評価が一致するということが確認され、世界的範囲でさらに露骨になっている敵対勢力の覇権志向的な侵略策動に対して警戒心を高め、戦略的意思疎通を強めながら共同の立場を調律していくことで合意。また、閣僚級戦略対話をはじめ両国の対外政策機関間の意見交換を各レベルで引き続き行うことで合意した。

戦略対話に続いて、朝ロ外務省間の2026年2027年交流計画書が締結された。

金正恩総書記はラブロフ外相を接見した。(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

金正恩総書記はラブロフ外相との談話で、戦略対話の満足いく結果を聴取し、急変する国際地政学的形勢に主動的かつ積極的な姿勢で対応しようとする朝ロ両国の調整され調和の取れた外交的立場が、地域と世界の平和と安全保障に肯定的な寄与をするものとの確信を表明。朝鮮は今後も、朝ロ国家間条約の精神にのっとって、ウクライナ事態の根源的解決に関連してロシア指導部が取っているすべての措置を無条件に支持・支援する用意があると改めて確言した。

談話では、包括的戦略パートナーシップ条約の精神に従って、いかなる情勢の変化にもとらわれず朝ロ両国が双方の核心利益を守り、二国間関係の全面的拡大・発展を強く促し、人民の福利と未来を創造するための道程で緊密に支持・連帯しようとする両国指導部の意志が表明された。

(朝鮮新報)

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