過去の気候適応に学ぶ/KUCKS歴史講座、中塚武教授が講演
2025年07月11日 10:03 歴史
中塚武教授が「過去の人々は気候変動にいかに対峙したのか?―日本列島と大陸の人々の交流に着目して」という題で講演した。
6月28日、朝鮮大学校朝鮮問題研究センターが主催するKUCKS歴史講座「過去の人々は気候変動にいかに対峙したのか?―日本列島と大陸の人々の交流に着目して」が同校講堂で行われ、106人が参加した。
KUCKS歴史講座は、古代以来の朝鮮半島と日本列島との文化交流の歴史から、現在の朝・日関係を考えるきっかけを作りたいという趣旨のもと、2022年4月に開設された。今回で14回目を数え、延べ2千人以上が受講している。昨年は過去に朝・日交流の玄関口となった福岡県で出張講座が行われた。
今回の講師は、名古屋大学環境学研究科の中塚武教授。専門は古気候学で、気候学と歴史学を掛け合わせた数々の著書がある。中塚教授の父は、日清戦争、東学農民戦争などに関する著書を残してきた日朝近代史研究の第一人者、故・中塚明さんだ。