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準備に奔走した実行委員会/金剛山歌劇団北大阪公演

2025年07月09日 10:25 文化

地域活性化の起爆剤に

金剛山歌劇団団員らと記念撮影した実行委員、北大阪初級児童、教職員

6月28日に行われた金剛山歌劇団2025年アンサンブル公演「心ひとつに」北大阪公演は昼夜合わせ1800余人の観客を魅了した。大阪では従来、総聯本部が主管してきたが、近年は日本の有志らが実行委員会を構成して開催してきた。今年は北大阪地域の総聯支部と傘下団体が中心となって開催にこぎつけた。

情熱の伝播

地域同胞社会の活性化のために企画された北大阪公演。この話が持ち上がったのは3年前のことだった。当時、総聯大阪・豊能支部に新たに赴任した支部の専従活動家が、同地域の同胞社会の活性化を目指したロードマップの中に金剛山歌劇団公演が含まれていた。

総聯豊能支部の成耆晃委員長(実行委事務局長)は、堺支部の委員長を務めた2015年と17年に行われた南大阪公演を機に、「多くの同胞たちが支部の行事に足を運ぶようになった経験がある」と北大阪公演を開催するに至った背景を語る。

総聯結成70周年を迎える25年に向けて公演に関する議論が具体化していく中で、豊能だけでなく北大阪地域全体を盛り上げようと決意。そして実行委員会は総聯東淀川、吹田、北摂、豊能支部と、その傘下団体、北大阪初級の関係者ら24人で結成された。平均年齢は42歳。実行委のメンバーたちは、この話を受けた当初「何をしたらいいのかピンとこなかった」「事が大きすぎて自分事として考えられなかった」などの不安が先行したというが、成委員長の熱意に押され、チケット販売などに奔走した。

開場前の準備に勤しむ実行委員ら

開催に向けた活動に取り組む過程で、朝青はチケット100枚の販売を目標に掲げ、実行委に勢いをもたらした。今年3月の執行委員会でようやく管下すべての班に班長を任命した朝青北大阪地域支部にとって100枚は簡単な数字ではなかった。

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