米国の対イラン攻撃を糾弾/朝鮮外務省代弁人
2025年06月25日 06:00 対外・国際朝鮮中央通信によると、朝鮮外務省の代弁人が23日、米国がイランにおけるイランの核施設に軍事的打撃を加えたことと関連して朝鮮中央通信社記者の質問に答えた。
米国は22日、イランにおける3カ所(フォルド、ナタンズ、イスファハン)の核施設に対して攻撃を実施した。
代弁人は、「朝鮮は、主権尊重と内政不干渉を基本原則とする国連憲章とその他の国際法規範に重大に違反し、主権国家の領土保全と安全利益を乱暴に蹂躙した米国の対イラン攻撃行為を強く糾弾する」との立場を表明。「国際関係において任意の国の領土保全や政治的独立を阻む力の威嚇や行使に反対するのは、国際社会の総意が反映された国連憲章の目的と原則、根本精神だ」と指摘した。
また、「国際平和と安全の根幹を揺さぶる現在の中東事態は、絶え間ない戦争と領土膨張で自らの一方的利益を拡大してきたイスラエルの蛮勇とそれを容認し、あおり立てた西側式自由秩序が生んだ必然的所産である」と非難。「『平和維持』と『脅威除去』の口実の下、物理的力の使用で中東地域の情勢緊張をいっそう激化させ、全地球的な安全構図に深刻な否定的結果を招いたイスラエルと米国の行為は深刻な懸念を生じさせている」と述べ、「正義の国際社会は、米国とイスラエルの対決的行為に対して一致した糾弾と排撃の声を高めるべきだ」と呼びかけた。
(朝鮮新報)