“学校そのものがコミュニティ” ／日教組青年部が東京中高を初訪問

各地から集まった日本教職員組合（日教組）青年部のメンバー11人が東京中高を訪れた。

５月31日、各地から集まった日本教職員組合（日教組）青年部のメンバー11人が東京中高を訪れた。日教組の青年部が組織的に東京中高を訪れるのは、今回が初めてとなる。

今回の学校訪問は、朝青中央の働きかけによって、民族教育の歴史と現状について学ぶ場となるよう企画された。朝青中央が、昨年４月に新しく就任した日教組の青年部長と同年11月から交流を持ち、そこで築かれた関係が学校訪問につながった。

東京中高に集まった参加者たちの前であいさつした日教組の山崎卓也青年部長（33）は、朝鮮学校に通う子どもたちが高校無償化制度や補助金支給対象から除外されている現状は不公平だと述べ、日教組の「すべての子どもにゆたかな学びの保障を」という理念には、朝鮮学校の子どもたちも含まれると強調。「日本各地で朝鮮学校の有無や取り組みは異なるが、今回の学びをもって、各地での活動につなげていこう」と語った。