京都第２初級創立60周年記念事業／５月31日までCF実施

「語り」を語り継ぐ大切さ

京都第２初級が創立60周年歴史資料制作のためのクラウドファンディングが５月31日まで実施されている（写真は今日正午時点）

今年で創立60周年を迎える京都第2初級が記念事業の一環として、京都朝鮮第2初級学校創立60周年歴史資料編纂事業委員会の主導の下、学校の60年間のコルム（歩み）をまとめた記念資料集および記録映画の制作を進めている。

この事業は、学校の歴史を振り返り、その歩みを記録に残し、より多くの人たちに知ってもらうために立ち上げられた。記念資料集はカラフルで読みやすい雑誌のようなものを目指しており、記録映画は、同胞や日本の友人など関係者たちへのインタビューを中心に構成される。創立前の京都の民族教育、校歌誕生秘話、１期卒業生と現初６生の対談など充実した内容になる見込みだ。

編纂事業に携わる教育会理事の朴賢憲さんは、「同胞たちが当時の喜びや自分たちの誇り、学校への感謝など、熱い気持ちや生きざま活き活きと語ってくれる。この『語り』を語り継いでいかなければならないと強く思う日々を過ごしている」と話す。また、「過去にこそ未来はある。ぜひ他の地方でも、地元の朝鮮学校の歴史も調べ形にしていってもらいたい」とし、事業への応援を呼びかけた。

この編纂事業への支援を募るクラウドファンディング（CF）が31日まで行われている。関係者たちは多くの人々からの支援、関心を心待ちにしている。

【京都朝鮮第2初級学校創立60周年歴史資料編纂事業委員会】