〈DS取材班〉「ウリ民族フォーラム2025 in 広島」の実行委副委員長に聞く
2025年05月25日 00:00 DS取材班「ウリ民族フォーラムの開催に向けて奮闘する広島県青商会の記事を読んだ。同青商会は過去に活動も停滞し、苦しい時期があったというがなぜ今フォーラムの開催を決意したのか知りたい」ーこんな依頼が、朝鮮新報のLINE公式アカウントを通じて寄せられた。「ウリ民族フォーラム2025 in 広島」実行委員会の副委員長たちに話を聞いた。▶︎DS(DIGITAL SINBO)取材班の特設ページは、こちらからご覧いただけます。
現状に終止符を-明るい未来へ
7月6日に行われる「ウリ民族フォーラム2025 in 広島」(国際会議場フェニックスホール)。記者はフォーラムに向けて奮闘する広島県青商会の姿を伝えるため、4月から毎月現地に入り、密着取材を進めている。本紙に掲載される「期間連載 부흥-チャレンジ!ヒロキョレ」はその産物だ。
広島で民族フォーラムが開催されるのは、2001年以来24年ぶりだ。当初は地域の同胞たちから「本当にできるのか」「やる必要があるのか」と、冷ややかな意見が少なくなかったという。密着取材を通じて聞いた話だ。
「熱い気持ちはそれぞれが持っているけれど、行動に移さない」「保守的な考えを持つ人が多い」-。こうした県民性が反映している側面もあるが、冷ややかな意見の多くは広島の同胞たちが感じる「ギャップ」に起因するものだった。
それは、今も同胞たちの間で記憶に強く残っている「24年前のパワフルな広島県青商会、広島同胞社会」と、「ここ数年前、求心力が弱まっていた広島県青商会」の格差だ。広島の同胞たちのみならず、当事者である県青商会の幹事や会員も感じていたことだった。
それではなぜ「パワー不足」を自覚する状況の中で民族フォーラム開催を決意したのか。フォーラム実行委の執行部で副委員長を務める3人の幹事たちにインタビューした。