女子単のキム・グムヨン、3回戦で日本トップ選手と激突/ITTF世界卓球選手権2025
2025年05月20日 21:30 スポーツ
シングルスで勝ち上がるキム・グムヨン選手(国際卓球連盟weiboページより引用)
17日からカタール・ドーハで開催されているITTF世界卓球選手権ファイナルズ(~25日)に、女子シングルス・アジア王者のキム・グムヨン選手を含む朝鮮代表6選手が出場している。
キム選手は、女子シングルス1回戦で40歳の大ベテランであるジョージナ・ポータ選手(ハンガリー)に苦戦を強いられるも、4-2で勝利。2回戦ではスウェーデントップクラスのクリスティーナ・ケルベリ選手を4-1で下した。3回戦では日本トップの張本美和選手と対戦する。
一方、パリ五輪混合ダブルス銀のキム・グムヨン、リ・ジョンシクペア(世界ランキング10位)は20日の3回戦で、日本の吉村真晴・大藤沙月ペアに0-3で敗れ、メダル獲得を逃した。
キム、リペアは昨年のアジア選手権にて吉村、大藤ペアに勝利したが、今回は立ち上がりから苦しい展開を強いられた。第1ゲームは、リ選手の強力なフォアハンドで主導権を握ったものの、日本ペアがチキータ(台上で横または上回転をかける打法)で積極的に勝負を仕掛け、7-11で先取された。第2ゲームでは序盤の点差を詰めてデュースに持ち込んだが、あと一歩及ばず10-12で落とした。第3ゲームは、日本ペアの台上からの攻撃や、鋭い3球目攻撃に押され、6-11で敗れた。キム選手がチャンスを作り、リ選手が決めるという持ち味を発揮できないまま、アジア選手権での借りを返される結果となった。
強豪に挑んだ朝鮮選手たち
女子シングルスに出場したピョン・ソンギョン選手は、初戦でパリ五輪ベスト8の実力をしっかりと見せつけ勝利。2回戦では世界ランク1位の孫穎莎選手(中国)と対戦した。