朝鮮の非核化に執着する米日韓に警告/金与正党副部長が談話
2025年04月14日 11:35 対外・国際朝鮮中央通信によると、朝鮮労働党中央委員会の金与正副部長が8日に談話を発表し、朝鮮の非核化に執着する米国、日本、韓国を非難した。
米日韓の外相は3日、NATO(北大西洋条約機構)外相会議に合わせてベルギーで会談し、朝鮮の完全な非核化に向けて3か国で関与を続けていくことで一致した。
金与正副部長は談話で、2月に朝鮮外務省代弁人が「朝鮮の完全な非核化」が盛り込まれた米日韓外相会談(2月15日)の共同声明を非難する談話を発表したことについて触れた。そのうえで、社会主義憲法により永久に固着した朝鮮の核保有国地位は、「いかなる物理的力と巧妙な浅知恵をもっても逆戻りさせられない確固不動の選択だ」と言及。核放棄を公然と唱えることも、非核化概念を復活させようとする試みも、「朝鮮の主権を否定し、憲法放棄、体制放棄を強要する最も敵対的な行為になる」と指摘した。
金与正副部長は、「米日韓にとって直面した安全保障上の憂慮を解消する唯一の解決法は、朝鮮の現在の地位を揺さぶろうとする一方的な現状変更企図を諦め、正面衝突を避ける方法を探し出す」ことだと指摘。「米国とその追随勢力が『脅威』を言い立てながら時代錯誤の『非核化』に引き続き執念を燃やすなら、最強の自衛的核戦力の構築を志向するわれわれの前進途上に、無制限の当為性と名分だけを与えるようになるだけだ」と警告を送った。
(朝鮮新報)