日本軍性奴隷制の否定を許さない4.23アクション/4月に3本立てで開催
2025年04月09日 09:00 権利 歴史
2024年に行われたデモ。今年は新宿駅東口駅前で行う。
在日本朝鮮人人権協会の性差別撤廃部会(部会)が今年も「4.23アクション」を開催する。
4月23日は、沖縄で日本軍の「慰安婦」という名の性奴隷化を強いられ、朝鮮の解放/日本の敗戦後、初めて公に被害を告発した裴奉奇さんの証言が『朝鮮新報』に掲載された日だ(1977年)。裴さんと親交の深かった沖縄の元総聯活動家・金賢玉(2024年逝去)さんによれば、裴さんは生前、日本軍性奴隷制の最高責任者・裕仁の謝罪と朝鮮半島の統一を強く願っていた。
部会は、未だ果たされぬ裴奉奇さんの願いを受け継いで、①日本軍性奴隷制の歴史を否定する動きに反対し、②日本軍性奴隷制問題と朝鮮半島の分断を克服するという2つの目的のもと、4月23日をメモリアル・デーとして2015年より「4.23アクション」を行ってきた。
今年は①4.23アクションの10年の軌跡を振り返り、今後について考えるフォーラムと②日本軍性奴隷制の否定を許さない声を上げるスタンディング・デモ、③オンラインでのハッシュタグアクションの3本立てで開催する。
アクション開始から10周年となる今年、部会では在日同胞や日本の市民などの多くの参加を呼びかけている。
【在日本朝鮮人人権協会 性差別撤廃部会】
行事詳細
日本軍性奴隷制の否定を許さない4.23アクション
【1】フォーラム「4.23アクションの10年とこれから」
◇日時 4月19日(土) 14:15~16:30(開場13:45)
◇プログラム
-映像上映~金賢玉さんを偲んで~
-報告「4.23アクションの始まりと10年の軌跡」朴金優綺さん(在日本朝鮮人人権協会事務局員)
-報告「アンケート結果からみる4.23アクションの意義」金李イスルさん(性差別撤廃部会運営委員)
-発表「今後のアクションプラン」金彩実さん(性差別撤廃部会運営委員)
*ポスター展「今こそ知ろう、日本軍性奴隷制とは」同時開催*(オフライン会場のみ)
◇会場 東京ボランティア・市民活動センター
◇参加費 一般1,500円/人権協会会員・学生・障害者・生活困窮者1,000円
◇チケット購入・カンパ・詳細はこちらから
【2】スタンディング・デモ
◇日時 4月23日(水) 17:30〜18:30頃
◇場所 JR新宿駅東口駅前広場
◇内容 日本軍性奴隷制サバイバーの証言朗読、シュプレヒコール、4.23アクションソング<ナララ>歌唱 など
【3】ハッシュタグアクション
◇日時 4月19日(土)0:00~4月25日(金)23:59
◇場所 各種SNS(X・Instagram・Threads・Facebookなど)
◇参加方法 「日本政府に求めること」をテーマに①「#日本軍性奴隷制の否定を許さない」「#423アクション」をつけて自分の意見や気持ちを投稿し、または①のハッシュタグで検索して共感した投稿を共有(リポスト・シェアなど)、いいね!する
◇主催・問合せ
在日本朝鮮人人権協会 性差別撤廃部会 hurak.sccp@gmail.com