一歩一歩、着実に奥へ/長生炭鉱で4日間の潜水調査が終了
2025年04月10日 09:52 歴史遺骨までのルート確保を目的に

遺骨収集に向けた調査が長生炭鉱で行われた
1942年に落盤による水没事故が起きた山口県宇部市の海底炭鉱の長生炭鉱で1~4日、犠牲者の遺骨収容に向けた潜水調査が行われた。
ダイバーとして潜水調査に携わる伊左治佳孝さんは、昨年12月の国会での報告会にて「遺骨は坑口から約300~400㍍地点に多く取り残されている可能性がある」と報告。当面の目標はその地点への到達だ。
4回目となった今回の調査の目的は、①坑口から約250㍍地点の第三者による確認、②坑口ルートの右側にライン(命綱)を引きつつ、側道へと通じる通路の探索、③沖のピーヤ(排気筒、深さ約30㍍と推定)内部の構造確認と撮影だった。