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「浮島丸」関連名簿がすべて韓国政府へ

2025年03月27日 08:21 歴史 社会

“これでいいのか”/真相究明における分断が顕著に

爆沈現場を目前にした場所に位置する「浮島丸殉難者追悼の碑」がある公園。沈没後の船体を撮影した写真が掲示されている。

1945年8月、朝鮮人労働者とその家族らを乗せた旧日本海軍の輸送船「浮島丸」が、舞鶴湾で突如爆発、沈没し500人以上が死亡した事件の犠牲者名簿が昨年以降、日本政府から韓国政府へ相次いで提供されている。

日本政府は今月21日、「旧海軍等から引き継いだ『浮島丸』関連名簿の韓国政府への提供について」と題する報道資料を公開し、「浮島丸」の関連名簿を韓国政府に提供したと発表。各紙の報道によると、韓国外交部は同日付で日本側から「22件の犠牲者名簿を追加受領」したとして、被害者救済および事件の真相把握などに活用する立場を明らかにした。日中韓外相会談(同月22日)に合わせて開かれた2国間会談に際し資料提供が行われたとみられる。

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