共同プロジェクトの強化へ/経済、保健部門の代表団が訪ロ
2025年03月27日 07:00 対外・国際朝鮮政府とロシア政府間の貿易経済および科学技術協力委員会(朝ロ政府間委員会)の朝鮮側委員長である尹正浩対外経済相を団長とする朝鮮政府経済代表団が3月17~25日に、朝鮮保健省のチョン・ソルリョン副相を団長とする保健省実務代表団が3月17~24日にロシアを訪問した。駐朝鮮ロシア大使館がフェイスブックを通じて両代表団の訪ロ結果を伝えた。
朝鮮政府経済代表団
朝鮮政府経済代表団の訪ロは、昨年11月に平壌で開催された朝ロ政府間委員会第11回会議での合意事項や決定事項の履行状況を確認するために組織された。代表団のロシア滞在期間には、エネルギー、保健、教育、農業、観光など、さまざまな分野での部門別協議が行われた。
協議で双方は、4カ月間に実施したプロジェクトについて互いに報告し、第11回会議で指摘された目標の多くが解決されたことを確認。 また、共同プロジェクトを強化するための方向性についても言及された。
代表団の訪ロ期間には、会合以外にも、さまざまな工業部門の企業所や科学研究センターの視察が組まれた。代表団のメンバーとして各所を回った企業関係者たちは、生産工程におけるロシアの革新的な方法を興味深く見て回った。この過程で、より有望な協力分野に関する協力強化計画が話された。
25日、平壌国際空港で尹正浩対外経済相を迎えた駐朝ロシア大使館のアレクサンドル・マツェゴラ大使は、ロ朝の首脳が築いた双務協力の確固たる政治的基盤によって両国の貿易経済関係は確実に発展していくと語った。
朝鮮保健省実務代表団
朝鮮保健省実務代表団は20日、モスクワにあるロシア保健省傘下の眼科微小手術センターを訪問した。また、代表団の訪ロ期間には両国の保健分野における協力方向が議論され、合意がなされた。
双方は、平壌の病院の医師たちがモスクワの医療センターで心臓血管疾患や腫瘍学を含むさまざまな分野での研修を継続することで合意。ロシア側は、朝鮮の医薬品の近代化、特に朝鮮での現代的な抗生物質生産計画の実現に協力することとなった。
両国間の協議では、朝鮮で新しい医療機関を設立する問題について多くの時間が費やされた。
朝鮮の関係者たちは、非常に高い効果を示している高麗医学の情報をロシア側と交換する用意があると語った。
(李永徳)