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事実がそこに~各地に佇む朝鮮人犠牲者追悼碑~ 鐵道工事中職斃病歿者招魂碑

2025年03月14日 09:00 歴史

【所在地】 兵庫県美方郡新温泉町久谷412 久谷八幡神社

【建立日】 1911年10月1日

【建立者】 鉄道工業合資会社有志

碑は山陰西線22、23工区及び余部架橋工区工事で犠牲になった27人を慰霊するために建立された。工事区間は諸寄駅付近から余部架橋の東端までの間で、山陰線で一番長い桃観トンネルと余部架橋工事が含まれる。1908年1月に着工した桃観トンネル工事は、11年12月に竣工した。余部架橋工事も当時東洋一の鉄橋といわれた大工事で、09年12月着工、11年12月竣工。

碑裏面から右側面にかけて同工事による職斃者10人、病歿者17人の名前と出身地が書いてある。病歿者の中に趙徳彦、趙敬白、趙敬淑、李致實、朴和善、金英植、曺鉄根の7人の名前と、名前の前には出身地をさす「朝鮮」の文字が刻まれている。

(朝鮮新報)

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