〈在日発、地球行・第4弾 10〉戦禍を超える二つの記念碑/シリア
2025年03月11日 10:05 在日発、地球行過去の連載記事はこちらから▶︎ 在日発、地球行・▶︎〈第1弾〉、 ▶︎〈第2弾〉、▶︎〈第3弾〉
正式名称:シリア・アラブ共和国。首都:ダマスカス。人口:約2350万人(2023年時点)。面積:約18.5万㎢(朝鮮の約1.5倍)。言語:アラビア語。民族:アラブ人約75%、クルド人約10%、アルメニア人等その他約15%。渡航方法:シリア旅行はツアー参加でのみ可能。渡航前に現地の旅行会社に連絡し、事前に国境警備許可番号を取得する必要あり。朝鮮籍の筆者はヨルダンから陸路で国境越え、国境でビザ取得(24年8月時点)。
街角に刻まれた指導者の名
西側諸国の経済制裁や軍事的圧力にさらされながらも、朝鮮とシリアの協力関係は半世紀以上にわたり深化してきた。その実態は公に語られることが少ない。しかしダマスカスの街路には、両国の連携の軌跡を伝えるいくつかのモニュメントが、戦火をくぐり抜け、今も静かに存在する。
市街戦が続く最中に
朝鮮が建設した博物館「十月戦争パノラマ」(1998年開館)からタクシーで15分。行政機関や教育施設が集まる首都のモデル街区に、全長1.3kmの「金日成小路(こうじ)」(Kim Il Sung Lane)が東西に延びている。
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