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米韓合同軍事演習に警告/朝鮮外務省報道局が公報文

2025年03月10日 12:30 対外・国際

“朝鮮半島情勢、極限に引き上げる”

朝鮮中央通信によると、朝鮮外務省報道局は9日、公報文を発表し、米韓が10日から20日まで実施する合同軍事演習「フリーダム・シールド2025」(FS、自由の盾)について「朝鮮半島の情勢を極限に引き上げる挑発」だと批判した。

米韓は、演習期間、朝鮮半島の全面戦争を仮定した指揮場訓練(CXP)のFS演習シナリオと連携し、地海空、サイバー、宇宙など全領域にわたる連合野外機動訓練(FTX)を行う。FTXは昨年の10件から16件に拡大するほか、衛星利用測位システム(GPS)かく乱、サイバー攻撃、ドローンを利用した攻撃などを行うとしている。

公報文は、看過できないのは、2024年7月に作成・発表された「核抑止および核作戦に関する指針」に基づいて朝鮮の核兵器施設に対する「事前原点打撃」を狙う「作戦計画2022」を演習に適用しようとしていることだとし、このような軍事的挑発は、制裁と圧迫、対決に没頭する米国の対朝鮮慣行を濾過なしに見せていると糾弾した。

また、米国はFSをはじめ大規模な戦争演習を階段式に強行して朝鮮半島と地域情勢を収拾できない状況へと追い込むことで挑発と情勢緊張の悪循環構造を永久に固着しようとしているとしながら、今回の訓練後も米韓による各種の反共和国戦争演習が昨年より9・7%増え、110余件も強行される事実は、敵国の軍事的対決狂気が慢性的に持続するということを示唆していると警戒心を露わにした。

そのうえで公報文は、米国の軍事的挑発は米国と同盟国の安保増進にはまったく「プラス」に作用せず、米国が反共和国敵視政策に執着するほど朝鮮が明らかにした最強硬対米対応原則の当為的名分だけを増し、増大した安保脅威にぶつかる願わない結果を迎えるようになると警告した。

(朝鮮新報)

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