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〈魅惑の朝鮮観光〉平壌―ニュータウン④松花通り

2025年03月19日 08:00 魅惑の朝鮮観光

2022年4月11日に平壌市東部の松新・松花地区に誕生した松花通り。1万世帯の住宅と公共施設が整然と立ち並ぶ新市街地が誕生した。

同地区では朝鮮労働党第8回大会(昨年1月)で示された平壌市5万世帯住宅建設プロジェクト(~2025年)の初年度の事業として昨年建設が進められた。

松花通りには、56ヘクタールの敷地面積に百数十万平方メートルの延べ床面積を持つ160余棟の超高層、高層住宅と公共施設、サービス網が軒を連ねる。最高層`の80階建の超高層マンションだけでも約900世帯が住む。

松花通りの建築物は過去のものとは違った特徴を持つ。

従来の街は幹線道路を基準にして建物が平行に並んでいたのに対し、ウェーブなど様々な形の建物を配置した。また、マンションを15階、18階、24階建ての順に並べて街全体の立体感を出している。シンプルな円柱型がメインだったマンションのデザインも改善。自然とマッチするように花をイメージした80階建ての超高層マンションが街の入り口にそびえ、人目を惹くアートな建築物となっている。屋根は従来の平面から曲線のものが主となり、窓は2枚建てと全面ガラス張りをバランスよく組み合わせている。

とりわけ注目すべきは商業施設を備えた高架橋だ。

黎明通りや未来科学者通りに見られるように、今まではマンションの低層階を店舗として使うことが多かったが、独立したショッピングモールを別途建設。それを複数のマンションと高架橋で連結し、どのマンションからも直接アクセスできるようになっている。さらには通りに面する松新洞と松花洞を結ぶ高架橋にも商業施設がある。松花洞の店舗に寄った後、高架橋型の商業施設を通り松新洞の商業施設を回れるようになっている。高架橋型の商業施設は円型とウェーブタイプの2つがある。

また建築物の屋上にグリーン建築技術が導入された。所々に設けられた公園や休憩所は、人々が大型スクリーンを見ながら楽しめる空間となっている。

(朝鮮新報)

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